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1. 皮膚病を見る: 深さ/浅層性疾患と深層性疾患 

皮膚疾患を考えるに当たって、まず皮膚を大きく浅いところと深いところに分けます。

  • 皮膚の浅層=表皮と角質、粘膜、付属器。

    上皮系組織から構築されます。主に外胚葉由来。

  • 皮膚の深層=真皮と皮下脂肪、血管や筋肉。

    間葉系組織から構築されます。主に中胚葉由来。

  • 皮膚のどの辺の深さに異常があるのか、見て・触って・考えれば、だいたい判ります
    • 湿疹・かぶれ や シミ、イボ は、表皮の病気 → 浅層性疾患
    • 蕁麻疹 や 膠原病、脂肪腫 は真皮以下の病気 → 深層性疾患
  • 深さによって、どんな 治療 が効きそうか、大ざっぱに目処がつきます。
    • 浅層性疾患 → 外からのアプローチ: 外用薬=ぬり薬、冷凍、レーザー、…
    • 深層性疾患 → 内からのアプローチ: 内服薬=のみ薬、局所注射、手術、…
  • 深さの境界は「表皮・真皮境界部」に置いています。ぬり薬がよく効くところまで。
    すると、ごく大ざっぱな言い方をすれば組織学的・発生学的にも違いがあります。
  • このように「形」から入るものごとの考え方を、 形態学 といいます。
    • 解剖学 ← 肉眼、  ・組織学 ← 顕微鏡、  ・発生学 ← 時系列、…(注)
      「黙って座ればピタリと当たる」 ── 皮膚科学の醍醐味は、形態学にあります。

(注)この「~学」、というのは医学用語です。「形態学」は大雑把な用語で、端的に言えば、「形態学=解剖学+組織学+発生学」という具合に、目で見て判る医学の分野を包含する概念です。

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